銀ETFとは

銀ETFとは銀の価格に連動する投資信託で、正式名称を「銀価格連動型上場投資信託」と言います。
 ETFは通常、日経225(日経平均株価)やトピックス(東証株価指数)などと構成銘柄を同じ比率で構成し、指数を構成する大きな企業の株価の平均に連動することにより、安定した利潤の確保を目的とした投資信託です。これは個々人で実行しようとした場合、1銘柄購入に30万円程度は必要なため、莫大な投資資金が必要になり投資が難しくなってしまう面を投資信託にすることによりカバーしたものと考えたいただければいいのではないでしょうか。
 銀ETFはこれに似たようなものですが、銀(現物)のみを運用する投資信託を有価証券化して証券取引所に上場したものです。非常にわかり易くまとめますと、「銀そのものを保有しなくても銀に投資できる」ということだと思っていただければ良いのではないかと思います。
 現在、銀に投資する一般的な方法としては「銀貨」か「銀塊」が上げられます。しかし、銀は空気中の硫黄と化学反応して変色するので現物のまま保管するのは難しいという難点がありますが、それらをカバーできる点が利点といえそうです。

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銀の将来性

 手短に意味がわかったところで、次の詳しい話に移りたいと思います。

サブプライムショックなどの金融不安により、金などといった現物の価格が高騰したのは割と最近のことですので記憶に残っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?同様の理由で銀も投資対象としてみている方もいらっしゃるかと思いますが内実は少々違います。両者の間にどのような差があるかといえば、金は貯蔵される金属であるのに対し、銀は消費される金属という点が上げられると思います。
 ですので、将来的な価値は需給の関係を踏まえその稀少さにどのくらいの価値が付くかということで決まってくるものなのですが・・・実は銀はありていに言えば「どちらに転ぶかわからない」ということが現状だと思います。
 通常、銀を材料として使っている代表的なものは写真フィルムですが、デジタルカメラの普及に押され需要が減少傾向にあります。 しかし銀は宝飾品の材料としても使われる他、薬や消臭剤に使用されていますし、大容量のDVD-Rなどにも使用される予定があるため、将来的には工業製品の原材料としての需要増が見込まれています。 また、貯蔵量の減少も需要に関係してくるといえるでしょう。
 そして銀ETFの上場による投資資金流入によっても価格が上昇しているとされています。ただ、現時点ではETFが引き金となってここ数年の価格高騰が起こっているのも事実です。よって投機資金が撤退すれば暴落することも予測されますし、日本で銀ETFが発売された場合、投機資金の流入で価格が上昇することも考えられます。
 ただ一説によれば、今後5年間で価格は10倍にもなる可能性があるという予測もあり、稀少性、需要増、ドル暴落といった要因を踏まえれば、銀の価値は上昇する可能性の方が高いといえるのかも知れません。ただし投資はあくまで自己責任ですので、リスクとメリットを勘案した上どうするかを判断しなくてはなりません。

銀ETFを購入するには

残念ながら銀ETFは初心者には不向きかも知れません。
 なぜなら、現時点で日本では扱われておらず、最も身近といえる銀ETF「iShares Silver Trust(SLV)」(アメリカ証券取引所に上場)の購入には、米国の証券会社に口座を開設しなくてはならないからです。
 一応、東証ではニューヨーク証券取引所と業務提携した商品ETFの上場が企画されているようですが、銀ETFがどうなるかについては不明の状態です。

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