レアメタルの相場について。リサイクル運動も活発化して携帯電話を回収する店舗も増加しています。都市鉱山という言葉も生まれたほどのレアメタルの相場や価格について語ります。
近年、その希少価値から投資対象としても注目の集まるレアメタルは非鉄金属とも言われ、そのうち31種類が経済産業省によってレアメタルとして定義されている金属になります。また、この中でも特に重要なレアメタル(クロム、リチウム他)を「主要鉱種」として定義し、今後の相場や価格上昇に対する対策として国家による備蓄が行われています。
簡単におおすじがわかったところで、次の細かい話に移りたいと思います。
何故近年これほどにもレアメタルの相場での価格が上昇し、かつ投資対象として注目されているかといえば、近年特に発展目覚ましい新興国の台頭があげられます。
従来、レアメタルの主な市場は先進国であり、新興諸国はこれらを輸出する金属として取り扱ってきました。
しかし、経済発展とともに国内での需要量が増加し、国内向けに消費されるようになってきたからです。
そもそもレアメタルといわれるくらいですから、貴重な鉱物であり産出量も多くはありません。それを先進諸国および新興諸国で取り合うことになりますので市場の自然な成り行きで相場の価格は上昇しています。
簡単に例を挙げますと、過去5年間のレアメタルの価格の推移は上昇率の高いニッケルで8倍、その他のものについても数倍にはなっているような状況です。
ただ現在の相場は上り基調ですが、これらの金属は代替品が出てくると価格が急落することもありますので、投資する方は絶対は無いということを心しておかなくてはなりません。
レアメタルはプラチナ、ニッケルなどを筆頭に近年の相場での価格上昇率が顕著なものでインジウム、ネオジム、タングステンなどを含んだものを指します。
レアメタルが使用されている商品例としては、ハイブリッド自動車用のモーターや、排ガスをきれいにするための触媒、液晶パネルの電極などにも使用されています。この液晶パネルへの使用はハイブリッド車にとどまらず、デジタルカメラ、携帯電話、テレビなどの液晶パネルへも幅広く使われています。
レアメタルは、現在未開発の地域も多いですがわかっている部分だけでは埋蔵量も少なく、発掘に際しても純粋な金属として取り出すことが難しいといったことから見ても貴重ですが、現在ではかつての輸出国である中国などが経済発展により供給国から消費国へと変化したことを受け、レアメタルの不足にさらに拍車がかかっているため相場の価格にも反映されています。。
この枯渇問題を受けて、レアメタルの伸びしろへの期待からファンドなどの金融商品も誕生しています。実際、鉱物は現物の保存には気を使うためファンドなどの方が利便性も高く、代替品が開発されると価値が下がるといわれているレアメタルですが、代替するのが難しいものも含まれているため、今後数年は有望な投資先といえるのではないでしょうか?